「ラクトフェリン」とは?

感染防御

ラクトフェリンは、ウイルスや細菌に対して
「侵入させない」「増やさない」「立ち向かう」
働きがあるという研究成果を得ました。

3つの働き

侵入防御

ウイルスや細菌をブロックする!

腸の細胞に入り込み下痢や嘔吐などの様々な症状を引き起こすウイルスや細菌。ラクトフェリンは食中毒菌の付着たんぱく質を分解するほか、ウイルスや菌が腸壁の細胞に付着することを防ぐ効果が確認されています。

ラクトフェリンの推測される抗ネコカリシウイルス作用メカニズム
ラクトフェリシンの推測される抗ネコカリシウイルス作用メカニズム

※ノロウイルスの仲間で、人工的に培養することが難しいノロウイルスの代替として、一般的に実験に用いられる。

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増殖抑制

細菌の増殖を防ぐ!

「抗菌作用」の効果をもち、食中毒菌に付着し、菌の増殖を抑える効果が確認されています。

大腸菌の数

免疫活性

カラダを守る細胞の働きを高める!

ラクトフェリンの摂取により、ウイルスに感染した細胞などを攻撃する免疫細胞の1つである「NK細胞」が増え、活性化することが確認されています。

NK細胞の数(マウス)
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さらに、健康を脅かす感染症への
効果も期待されています。

ノロウイルス対策に!

ラクトフェリンを毎日摂ることで、ノロウイルスによる感染性胃腸炎にかかりにくくなるということが確認されています。

ノロウイルス感染率

●摂取内容:ラクトフェリン200mgまたは600mg/日
●対象者:保育園・幼稚園職員 335名
●試験内容:対象者をランダムに、ラクトフェリン200mgまたは600mg摂取群・プラセボ摂取群(ラクトフェリンを摂取していない群)に分け、期間中の感染症の発症等を日誌に記録してもらい、比較
●摂取期間:12週間
(水木ら、ラクトフェリン2017)

ノロウイルス感染率

●調査時期:2013年3月 ●調査内容:ラクトフェリン配合乳製品を定期購入している人に、摂取頻度、及び2012年秋~2013年3月の間のノロウイルス胃腸炎と疑われる症状で医療機関を受診した際の医師の診断内容を調査(グラフの数値は医師にノロウイルス胃腸炎、またはノロウイルス胃腸炎の疑いありと診断された人の割合) ●対象人数:157名 ●調査機関:森永乳業(株)
(若林ら J Infect Chemother., 2014から作図)

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食中毒菌対策に!

「サルモネラ菌」をはじめとする食中毒菌の増殖抑制が確認され、下痢や嘔吐などの症状緩和が期待されています。

●内容:培養開始前にラクトフェリンを培地に添加したものと、添加していないものにそれぞれサルモネラの菌液を塗布。培養して位相差型光学顕微鏡で観察した約3時間後の画像。(森永乳業,2015)

ラクトフェリンが
サルモネラ菌の細胞を攻撃する
様子

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